浴室のタイル目地を削ったら大量の水が!|在来浴室の補修で知っておきたいこと
在来浴室のタイル目地補修で起こる思わぬ問題
あべ飛建では、在来浴室(床や壁がタイル張りの浴室)のタイル目地補修にも対応しています。
しかし、在来浴室では、既存の目地を削り取って初めて、内部に大量の水が溜まっていることが判明する場合があります。このような水を「滞留水」といいます。目地内部の滞留水は、事前に写真を確認したり、通常の現地調査を行ったりしても発見できません。
昨年から当店で施工した300件近くの工事のうち、このような大量の滞留水が確認されたのは3件でした。決して頻繁に発生するものではありませんが、万一、大量の滞留水が見つかった場合は、通常とは異なる排水・乾燥作業が必要になり、施工を継続できないこともあります。
大量の滞留水が見つかった場合の対応と料金
目地の撤去中に大量の滞留水が確認された場合は、一度作業を中断し、お客様に状況をご説明します。
そのうえで、次のように対応いたします。
① 施工を継続する場合
通常の施工料金+特殊作業費20,000円(税込)
排水・乾燥によって適切な施工が可能と判断でき、お客様にも追加料金をご了承いただいた場合に限り、特殊作業を行って施工を継続します。
② 施工を中止する場合
現地調査・応急処置費12,000円(税込)のみ
追加料金を希望されない場合や、適切な施工が困難と判断した場合は、撤去した部分を応急補修して作業を中止します。
施工を中止した場合の12,000円は、通常の施工料金や特殊作業費に上乗せするものではありません。
当初の施工予定金額にかかわらず、
最終的なお支払い額を12,000円(税込)として精算いたします。
また、特殊作業を開始した後でも、適切な施工ができないと判断した場合は、
施工を中止し、同様に12,000円(税込)で精算いたします。
この費用には、目地の一部撤去、内部の確認、必要な排水・乾燥、応急補修などの作業が含まれます。
なお、ここでいう現地調査・応急処置費は、「施工前に別途実施する通常の現地調査費用」とは異なります。
なぜ排水・乾燥に長時間かかるのか
通常のタイル目地補修では、既存の目地材を撤去し、下地の状態を整えてから、新しい目地材やコーキング材で補修します。ところが、目地の内部に大量の水が溜まっている場合は、十分に排水・乾燥させなければ適切な施工ができません。一度水を排出しても、内部から再び水が出てくることがあり、排水と乾燥を何度も繰り返す必要があります。
実際に当店が施工した現場では、通常の作業時間に加えて4〜5時間以上かかったケースがありました。朝9時から開始した工事が17時までかかったり、19時頃まで作業が続いた事例もあります。
このような状況では、通常のコーキング工事とは比較にならないほど時間と手間がかかります。また、排水・乾燥を繰り返しても、適切に施工できる状態にならない場合もあります。そのため、通常の施工料金だけでは対応が難しく、「特殊作業費」を設けています。
タイル目地補修だけでは解決できない問題もあります
内部に大量の水が溜まっている場合、目地を補修するだけでは根本的な問題が解決しないことがあります。当店で排水・乾燥を行っても、水が溜まる原因そのものを解消できるとは限りません。そのため、目地補修によって永久的な防水効果を保証することはできません。
お客様が完全な防水効果や根本的な問題の解決を求めている場合は、当店の目地補修ではご希望に沿えない可能性があるため、施工を見送らせていただきます。また、十分に乾燥できない状態で無理にコーキング材を充填することは、施工品質の面からも適切ではないと考えています。
あべ飛建では、工事を完成させることだけを優先するのではなく、現場の状態を確認し、適切な施工ができるかどうかを判断することを大切にしています。
ご依頼前にご確認いただきたいこと
当店では、原則として施工前の現地調査は行っておりません。
ご依頼前に施工箇所の写真をお送りいただき、必要に応じて電話で浴室の状態や築年数などを詳しく確認しています。ただし、こうした事前確認だけでは、目地内部の滞留水の有無を判断することはできません。
在来浴室のタイル目地補修をご希望のお客様には、今回ご説明したような特殊な状況が発生する可能性や、追加費用・施工中止時の対応、補修の限界について事前にご説明し、ご理解・ご了承いただいたうえで施工日程を決定いたします。
あべ飛建では、これからも施工品質を大切にし、現場の状況に応じて無理のない適切な施工を行ってまいります。
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