浴室の取れないカビ

お風呂を掃除しても、なぜかカビが取れない。何度擦っても黒いまま、という経験をお持ちの方は少なくないと思います。

これにはちゃんとした理由があります。

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その黒いもの、カビが「中」にいる

浴室の壁や床のコーナー、タイルとタイルのつなぎ目に使われている白や灰色のゴム状のもの。これは「コーキング(シーリング)」という防水材です。

コーキングは素材の性質上、時間とともに内部に水分を吸い込んでいきます。すると、カビは表面ではなく内部で繁殖するようになります。

こうなると、いくら表面を擦っても意味がありません。外側はきれいになったように見えても、しばらくするとまた黒くなる。これがくり返しになってしまう理由です。

カビ取り剤が効かない理由

市販のカビ取り剤(塩素系漂白剤など)は、表面のカビには有効です。しかしコーキングの内部まで浸透して根絶やしにするのは難しく、一時的にきれいになっても再発することがほとんどです。

また、強い薬剤を繰り返し使うことでコーキング自体が傷み、劣化が進むこともあります。

コーキングの寿命という問題

コーキングには寿命があります。一般的には5〜10年程度が目安とされています。

築年数が経った浴室で「どうしても取れないカビ」が出てきた場合、コーキング自体が劣化しているケースが多いです。劣化したコーキングは、弾力を失って硬くなったり、表面がべたつく、ひび割れるといった変化も起きやすくなります。

こんな状態は劣化のサインかもしれません

・何をしても黒カビが落ちない
・コーキング部分が全体的に黒ずんでいる
・表面がひび割れている、または浮いている
・触るとぼろぼろする、または固くなっている

対処の考え方

内部にカビが入り込んでしまったコーキングは、掃除で元に戻すことはできません。

このような状態になった場合は、

  • 古いコーキングを撤去する
  • 新しいコーキングを打ち直す

という方法が基本的な対処になります。新しいコーキングに入れ替えることで、内部のカビごと取り除くことができます。

なお、コーキング材には「防カビ剤入り」と「防カビ剤なし」があります。浴室など常に湿気にさらされる場所には、防カビ剤入りのものが適しています。

DIYでできるか

コーキングの打ち替え自体はDIY向けの商品も販売されており、道具さえ揃えれば個人でも作業できます。ただし、古いコーキングの撤去が甘いと、新しいコーキングを上から重ねただけの状態(増し打ち)になり、短期間で同じ問題が再発しやすくなります。

また、仕上げに凹凸や隙間があると、そこから水が入り再びカビの温床になることもあります。

まとめ

浴室でどうしても取れないカビは、多くの場合コーキング内部に根を張っています。表面の掃除だけでは根本的な解決にはならず、コーキングそのものの状態を見直すことが必要になってきます。

「何年も同じカビが取れない」「掃除しても数週間でまた黒くなる」という場合は、コーキングの劣化を疑ってみてください。

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